コラーゲンについて

コラーゲンとは動物の結合組織の主成分で、骨・腱(けん)・皮膚などに多く含まれる繊維状の硬たんぱく質。 煮ると膠(にかわ)ができる。膠原質(こうげんしつ)となっています。 人の体内に存在している水分を除くと70%のたんぱく質で人の体は出来ています。この70%の内 コラーゲンの総量は、ほぼ30%を占めるそうです。 全コラーゲンの量は皮膚に40%骨や軟骨に20%その他血管、内臓(肝臓、腎臓、脾臓)など全身に分布し、 主にコラーゲンを生産する細胞は繊維芽細胞(皮膚に有り)、軟骨細胞、骨を形成する骨芽細胞などです。 またコラーゲンはアミノ酸が50個以上結合したポリペプチドといわれるものです。


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ゼラチンについて

ゼラチンとは高温40度前後で哺乳類、主にウシやブタなどの皮膚、骨から抽出されたもの。 低い温度で魚類から抽出されたもので変性させた無脂肪の動物性たんぱく質です。 ゼラチンは、コラーゲン配合化粧品や補助食品、あるいはゼリーの原料として用いられます。 乾燥する際の形状によって板ゼラチンと粉ゼラチンに分かれます。 そして、ゼラチンの原料はコラーゲンであり、化粧品や医薬品などに用いられています。

ここでコラーゲンを含む食品をあげてみます。

   ★豚足   ★ゼラチン
   ★ゼリー(増粘多糖類ではなくゼラチンで作ったもの)
   ★鶏皮   ★魚皮
   ★牛筋   ★軟骨唐揚げ
   ★ふかひれ   ★エイのひれ などがあります。
加熱調理した場合、コラーゲン分子はゼラチンに変性します。

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コラーゲンの働き

コラーゲンは、様々な結合組織に、力学的な強度を与えるのに働き役立っています。 皆さんが良く知る老化、肌、軟骨又内蔵などに大きく関わり、 特に、腱の主成分はコラーゲン繊維がきちんとすきまなく配列したもので非常に強い力に耐えられます。 筋肉が発生した引っ張り力を骨などに伝え、骨や軟骨の内部では、びっしりと詰め込まれたコラーゲン細繊維が、 骨や軟骨の弾力性を増すのに働き役立っており、衝撃で骨折などが起こることから守ってくれます。 また、皮膚の弾力性や強度に働き役立ってくれます。お肌をみずみずしく保ち、シワやたるみなど老化防止にも働き役立ってくれるのです。 こうした従来から知られている機能とは別に、血管や内臓ではコラーゲンが、それに接する細胞に対して、 増殖、分化シグナルを与える、情報伝達の働きも担っていることがわかってきています。


ゼラチン&コラーゲン 豆知識 まとめ

コラーゲンとはゼラチンでありコラーゲンポリペプチド(アミノ酸が50個以上結合)であり、 人の老化に非常に関係の深いものであるようです。コラーゲンが減少すると、骨や肌、内臓の老化が 進み皮膚の張りやシワはもちろん、ちょとした動きで骨折をおこしたり、動けなくなると筋肉も衰え、 内臓も弱くなります。こうならないように、しっかりコラーゲンを含む食品を摂取しましょう。家族のために、ご自身のために!!

ゼラチン&コラーゲン 豆知識