スパイスの力や効能

古くからアジア各地で料理だけでなく、薬としても使われてきたスパイス。このスパイスには、香り、苦味辛味、色付けなどがあり、香り付けには、 臭み消しとしても使え、苦味辛味には、代謝促進、消化促進、抗菌作用など健康効果として有効とされています。 また、塩分を控えたい人には、味が薄い分スパイスで補うことも出来ます。是非お勧めいたします。

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スパイスの基本テクニック

水などに加え、ダシとして使用。素材を煮たり、茹でたり、炊き込みご飯にも使える。 肉は臭みを除き、野菜は甘身を引き出します。 素材に刷り込んで香りをつけ下味として使う。(塩コショウをする感じ) ステーキや焼き魚、焼き鳥など一味違った個性的な味わいができる。 また、炒め油に入れて香りを出す。弱火でゆっくり熱し、香り油を作り、チャーハンや他野菜炒めなどに使用。 色成分を引き出し、色を楽しむ。ターメリック(ウコン)やサフラン、パブリカなど、米を炊いたり、パンやケーキにも使える。 また、麺類など湯がく湯に入れ、麺に色成分を移すこともできる。 香りや風味を生かし、調味料として使うことも出来る。

スパイスの組み合わせ

基本スパイスとして身近にあるハーブをあげると、ジンジャ(生姜)ガーリック(にんにく)レッドペパー(唐辛子)などがあります。 この3つのハーブ+αで他のスパイスを組み合わせるなど例えば、クミンをプラスすると 深い風味を引き出すことが出来ます。 また、健康効果も有効とされます。

スパイスの健康効果

◇生姜には、「乾姜」もあり、多くの漢方薬として使われており、冷えや胃腸障害の改善に、生姜の辛味成分(ジンゲロール・ショウガオール)は 体を温め代謝を上げます。また、糖尿病予防にも期待されており他殺菌効果や食中毒予防にも効果的です。

◇にんにくには、加熱処理すると、アリシンはスルフィド化合物に変化し、血液サラサラに血中コレステロール低下と効果が期待できます。 他誰もが知っている疲労回復に役立ちます。

◇唐辛子には、カプサイシン(辛味成分)が交感神経に作用し、アドレナリンがでます。このアドレナリンが、糖質や脂質を分解し代謝を促進します。

◇クミン(馬芹)は消化促進」に健胃の効果があり、下痢や腹痛の薬にも使われるそうです(インド)生殖器系にも効果があるとされています。

◇カルダモン(小豆蒄)は、シネオールという香り成分を持ち口腔清涼作用があります。消化器系の障害に効果的で防腐作用を持ち、口臭などでお悩みの方に、又暑い中近東では体を冷やす為、コーヒーなどにも使われているそうです。

◇フェヌグリーフ(胡廬巴)はマメ科の植物の種子でサポニン(苦味成分)、4ヒドロキシイソロイシンをもち、血糖値の上昇抑制があります。 インドカレーの主要スパイスとして使われています。苦味成分のサポニンは糖代謝、脂質代謝を改善し、4ヒドロキシイソロイシンは、インスリンの働きを助けてくれます。 この両方の成分でメタボリックシンドロームに効果的とされています。
是非注目したいスパイスだと思います。

スパイスの力に効能