高脂血症の予防、コレステロールのチェック、脂肪の種類、こどもの高脂血症、高脂血症の言葉を耳にしたら、コレステロールをチェックしてみてください!!
1日取る食事のカロリー(エネルギー)を計算して見ましょう。
計算方法:標準体重(身長u×22)×25〜30kcal
例)身長160pの人の場合
1.6×1.6×22=56s
56×30kcal=1700kcal となります。
さて、あなたの1日あたりの必要なエネルギーは・・・
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コレステロールといえば、中高年と思われがちですが、近年こどもにも高脂血症が増加しております。日本の子供の血清脂質値は、年齢によりますが、アメリカの子供を上回っているという報告もあるようです。原因として、動物性脂肪の取りすぎで飽和脂肪酸の多い、チョコレート、アイスクリームなどの食べすぎ、糖分の多い清涼飲料水の飲みすぎ、などが考えられ子供でも動脈硬化が進んでしまいます。
脂肪は脂肪を構成している脂肪酸によって性質が分かれます。
◇ 多価不飽和脂肪酸
n−3系 ⇒魚など⇒血液を通りやすくする。n−6系 ⇒サラダ油など⇒LDL(悪玉)、HDL(善玉)共に下げる。酸化されやすく動脈硬化を進行させる。
◇ 一価不飽和脂肪酸
オリーブ油など⇒LDL(悪玉)を下げる。酸化されにくい。
◇ 飽和脂肪酸
肉など ⇒LDL(悪玉)コレステロールを上げる。 動脈硬化を進める。
注意:リノール酸はコレステロールを下げると云われていましたが、脂肪酸の一種のn−6系にあたり、過度の摂取は避けてください。
コレステロールの多い食品をチェックしておこう!
特に鶏の卵は、控えた方が良いでしょう。もし、食すのであれば、1回で1個を食べないようにしましょう。卵に比べ、魚、貝、えび、イカのコレステロールは、さほど、心配することはないようです。
食品100g中のコレステロールと飽和脂肪酸
卵のコレステロール420r 飽和脂肪酸2.6g
いくら 480mg 2.4g
うなぎ 230mg 5.3g
鶏肉レバー 370mg 0.7g
霜降り牛肉 87mg 15.0g
皮付き鶏肉 98mg 3.9g
アルコール、菓子、ジュース、果物など、取りすぎると中性脂肪を高めますので、ほどほどに!
喫煙は、HDLコレステロール(動脈硬化を抑えるコレステロール)善玉を減らし、ビタミンCを破壊
動脈硬化を進めますので、禁煙にトライしてみては、いかがでしょう。
油料理は1日2品までにしましょう。肉より魚(ブリ、サバ、いわし、さんま、など)食物繊維は、胆汁酸と一緒に排出される為、胆汁酸の元となるコレステロールを減らしますので毎食2品は、食物繊維の野菜やきのこ、海藻、こんにゃくなどを取り入れましょう。
ビタミンE、C、カロチンは、コレステロールの酸化を防ぎます。果物は1日1個、イモ類、緑黄色野菜、種実類を十分取りましょう。そして、適度な運動をお勧めいたします。運動は、HDL(善玉)を増やす働きがあります。
食べすぎ、飲みすぎ、コレステロールの多い食品を控え、肉より魚を、そして食物繊維をたっぷり取ること。頭では分かっていても、ついつい手が出る。でもこの後の合併症出現のことを考えてみてください!!
合併症:眼底の異常、脳梗塞、心筋梗塞、狭心症、大動脈瘤、腎臓障害など